ケアストレスカウンセラー合格までの道のりシリーズ第6回です。今回は、勉強法としてはベタ過ぎる内容ですが、記憶を強化するためにやったことを紹介します。
寝る前とすき間時間に見直す
記憶を強化するには、寝る直前に勉強した内容を見直すのが効果的です。樺沢紫苑さんのベストセラー『インプット大全』でも、寝る前15分は記憶のゴールデンタイムだと書いてあります。さらに、このような記述があります。
人は睡眠中に、前日の出来事やインプットされた情報を整理し、記憶として定着させます。インプットしたあとに、何もせずに眠ると記憶として定着しやすいのです。
引用元 精神科医樺沢紫苑『学び効率が最大化するインプット大全』サンクチュアリ出版
寝る直前の効果を実感した浪人時代
寝る直前に見直すと記憶が定着する効果は、浪人生だったころにものすごく実感しています。
浪人生時代、入試本番が近づいてきた12月になっても、センター試験だけで必要な化学と世界史の対策が遅れていました。特に化学は11月の模試で50点台という、お前本当に京大受ける気あるのかというひどい有様です。冬期講習で追い込みをかけたのですが、とにかく眠くて仕方ないときがありました。そこで、化学の暗記を終わらせて30分だけ寝ることにしました。そして起きたらびっくり、先ほど暗記した内容がすっと頭からでてきました。その時に睡眠と暗記は関連があるに違いないと直感して、毎日就寝前に化学と世界史の見直しをするようになりました。そのおかげもあってか、センター試験本番は世界史は1問間違い、化学も9割近い得点で乗り切れました。まあ、実際はその反動で確か国語だったか英語だったかが大コケでやっぱり半泣きでしたけどね。
寝る直前というのがポイントで、スマホのゲームなど他のことをやると効果が半減してしまうそうです。
ある程度暗記をしたあと、似たような情報や余計な情報が入力されると、脳の中で情報同士が衝突して、定着していた記憶を混乱させ、定着が妨害されてしまうのです。
引用元 精神科医樺沢紫苑『学び効率が最大化するインプット大全』サンクチュアリ出版
寝る前とちょっとした空き時間に覚えたことを見直すようにしました。見直すと言っても、まとめノートをぱらぱらめくる程度で、どちらかというとやることをやっているのだという不安の払しょくの効果の方が大きかったのかもしれませんが、今回の試験でも確かに役立ちました。
次回は、私が本番で失敗した反省点を記したいと思います。
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