2020年3月にケアストレスカウンセラー資格試験に合格し、5月1日から正式に認定を受けました。
検索を通じてこのブログをご覧いただいた方は、これからケアストレスカウンセラーの資格取得を検討している方も多いと思います。この記事では、テキストの難易度について、個人的な感想を記したいと思います。Q&A形式でまとめました。
※この記事は私個人の主観が極めて強い内容ですので、受験申し込みをする前に、実際にテキストを購入してみることをおすすめします。
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ケアストレスカウンセラーの勉強を始める前の状況について

Q&Aに行く前に、私が勉強を始める前にどの程度前提知識を持っていたのか記載しておきます。テキストの難易度についての感じ方は、どの程度前提知識があるかによって大きく異なるためです。
勉強する前から知っていたこと
ストレス予防やソーシャル・サポート(ストレスや困難があったときに、様々な手段で周囲からのサポートを得ること)については普段の仕事を通じてよく知っている内容が大半でした。テキストの内容のうち、主にストレスに関すること、心理学に関することについては、テキストをスムーズに理解できました。
あまり知らなかったこと
精神医学に関することは詳しいとは言えません。メンタル疾患については概要は知っている程度です。特に薬物療法など、医学的な専門知識は、テキストを読むまであいまいだった内容も多かったです。
大体6割くらいが既知の内容、4割弱が未知の内容でした。
ケアストレスカウンセラーテキストの難易度に関するQ&A
以下、Q&A方式で、テキストの難易度に関する個人的感想を掲載します。
Q.心理学・精神医学の前提知識が全くなくても大丈夫か?
全くの初めてだと、1回読んだだけでは内容をすべて理解するのは難しいと思います。特に、心理学の用語を覚えるのに苦労するのではないかというのが私の実感です。インプット・アウトプットを何回も繰り返していけば、覚えきれない内容ではないと思います。
テキストに関するトピックで、何か一つでも興味のある内容があれば、その内容に関する入門書も合わせて読んでみると、用語の理解が進み、他の内容を覚えるのもスムーズになるのではないかと思います。
Q.テキストを読んだだけで内容を理解できるか?
専門用語については、テキストの中の脚注に解説があります。ただ、その脚注を読んだだけでは理解できない内容もいくつかありました。わからない用語が出てきたら、最初は面倒でも毎回インターネットなどで調べた方がいいと思います。
Q.覚えるのに苦労したところは?
どの疾患に対してどのような治療法を用いるのか、頭の中が結構ごちゃごちゃになりました。試験当日も、薬物の適応症について何問か誤答しました。テキストの確認問題や自作の一問一答形式の問題などを用いて、対応関係がしっかり頭の中に入るまで、何回も繰り返し覚えた方がいいのではないかと思います。
※なお、公式の過去問や問題集はありません。私の対処法については、こちらの記事もご覧ください。
Q.ほかに勉強するうえで気をつけたことは?
一見するとテキストには難解な用語が並んでいるため、ただ丸暗記しようとしてもすぐに忘れてしまいます。具体的な状況をイメージすると覚えやすくなるのではないかと思います。
たとえば、欲求不満への防衛機制(欲求が満たされない状態が続いたときに自分のこころを守るために取る手段)の一覧があります。逃避・抑圧・同一視…など、一見すると難しい用語が多数出てきますが、
「ああ、そういえばテストの前になると急に漫画が読みたくなったよな…」(逃避の説明)
と具体的な状況をイメージできれば、一見難解な用語も実はそこまで難しくないと実感できるのではないでしょうか。ストレスや生きづらさを生み出す要因を減らし適切に対処していくための基礎知識を得ることが資格試験の目的ですから、自分や周りの人の情景を思い浮かべながらテキストを読んでいった方が、資格取得後にも活きると思います。
これから受験を考える人の参考になれば幸いです。
※テキストの内容については、こちらの記事もご参照ください。
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