トランプ1組、ひとりでできるのに、まるでボードゲームのようなプレイ感!ソリティア系「カルキュレーション」レビュー

このブログでは、ボードゲーム・アナログゲーム・トランプゲームのレビューにも挑戦します。私の仕事の一環で、高齢者向けのレクレーションツールとしてのトランプの使い方を探求してる関係で、トランプゲームのレビューが多くなると思います。

初回は、ソリティア系のトランプゲーム

カルキュレーション

の紹介です。

必要なのはトランプ1組だけ

カルキュレーション

カルキュレーションの概要は、以下の通りです。

  • 人数 1人
  • 所要時間 10分から20分
  • 用意するもの トランプ1組(ジョーカーは使いません) ※このゲームではマークはほとんど関係ありません。
  • 難易度 最初のうちは並べ方を覚えるのに苦労しますが、慣れればルールは難しくありません。

カルキュレーションは、一定のルールに従ってトランプを並べていくソリティア系のゲームです。52枚すべて並べることができれば成功です。ルールは後ほど解説しますが、写真のように4つの列を作っていきます。どのカードが出やすいか予想しながらカードを捨てたりつなげたりするのが頭を刺激するパズルのようなゲームです。

実際にやってみよう!

カルキュレーションのやり方を簡単に解説します。

カルキュレーション初期設定

1.トランプの中から、A・2・3・4を1枚ずつ抜き出し、写真のように4列に並べます(台札)。このゲームではマークはほとんど関係ありませんので、どのマークでもかまいません。残りのカードは裏向きにしておきます(山札)。また、捨て札置き場を4か所用意しておきます。

台札の並べ方

ルールに従って、台札にカードを並べていきます。並べるルールは、上の写真の通りです。

カルキュレーションのルール1

2.山札からトランプを1枚ずつめくります。めくったカードが台札につなげられる場合は、台札につなげます。上の写真の例だと、8は1番下の列の4の次につなげることができます。ただし、台札につなげることができる場合であっても、捨て札置き場においてもかまいません。

カルキュレーションのルール2

3.山札のめくったカードを台札のどこにもつなげることができない場合は、4か所の捨て札置き場のどこかに表向きのまま置きます(4か所のどこでもかまいません)。なお、捨て札置き場のカードは、1番の上のカードに限り、後で台札につなげることが可能になった場合には、使用することができます。

カルキュレーション成功!

山札のカードを最後までめくり、ルールに従って52枚すべてのカードを並べることができれば成功です。山札のカードがなくなり、それ以上続けることができない場合は失敗となります。

実際にやってみた感想

このゲーム、一人専用のゲームですが、面白いです。

カードのめぐりあわせとスキルの両方が必要で、バックギャモンやテキサスホールデムのようなスキルを要するアナログゲーム・ボードゲームと似たプレイ感があります。

はじめて挑戦した時に楽しくて3時間くらいやってしまいました。

ルールを見て、並べ方を覚えるのが大変そう、と思ったかもしれません。確かに最初は苦労しましたが、2・3日あれば覚えてしまいます。最初のうちは、並べ方のメモでも脇に置いてもいいかもしれません。

このゲームの肝は、台札につなげることができないカードを捨て札置き場のどこに置くかです。

先を見据えてどの捨て札置き場にカードを置くか思考力が求められる一方で、うまくハマると途中から一気にダーッと進展します。この瞬間が爽快です!

ひとりでプレイするソリティアですが、個人的には、クロンダイク(ウインドウズに標準搭載のソリティアの正式名称)よりずっと面白いと思います。戦略系、思考系ゲームが好きな人が出張などで一人で宿泊するときの時間つぶしなどにもってこいだと思います。

カルキュレーションに合うトランプは、ジャンボインデックス

カルキュレーションは、横にズラッとカードを並べるので、普通のトランプを重ならないように並べるとめちゃくちゃ場所を取ってしまいます。重ねても数字が見やすい

ジャンボインデックス

仕様のトランプを使用するのがおすすめです。

ジャンボインデックス(左)と普通のトランプ

ジャンボインデックスは、左上・右下のマークや数字が見やすいように大きく表示されたトランプです。カジノでよく使用されているようです。このブログで使用したのはAviatorのジャンボインデックス(写真左)です。右側のトランプは、よく見かけるバイスクルの普通の仕様のものです。違いが一目瞭然です。

もしくは、ソリティアサイズと呼ばれるミニサイズのトランプを使用してもよいと思います。

一説によると、カルキュレーションは上級者だと成功率が90%近くになるそうです。私はまだ20%くらいです。こういうゲームが得意な人が本当にうらやましいなと思います。

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「大道芸の笑いを小児医療や高齢者施設にも!」をモットーに活動する通称「大道芸人たっきゅうさん」です。京大卒なのに大道芸人です。「笑いと健康」に関する講演の講師として全国の老人クラブを訪問しています。 【テレビ・ラジオ・新聞等の実績】 ぐるっと関西おひるまえ/ちちんぷいぷい/Music Edge/京いちにち630/おやかまっさん/笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ/京都新聞/朝日新聞/毎日新聞/産経新聞/大阪日日新聞 等多数 【取得資格】 健康生きがいづくりアドバイザー ・ケアストレスカウンセラー ・レクリエーション介護士2級

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