今回の記事では、
高齢者施設や介護予防サロンのレクリエーションの素材としても適した知的なゲーム
を3つ紹介します。
囲碁や将棋、麻雀だけが知的ゲームではありません。ルールを覚えやすく、大人でも楽しめるゲームを取り上げました。
人気の知的ゲーム3選
今回取り上げるゲームは、以下の3つです。
・連珠(競技用五目並べ)
・七並べ
・ブラックジャック
七並べ以外は、名前は聞いたことがあるけれどやったことがないという人も多いのではないでしょうか。以下、ごく簡単な内容紹介と人気の理由を解説します。
連珠は住宅型老人ホームの大定番

連珠の内容紹介
連珠は、競技用の五目並べです。連珠という言葉を聞いたことがなくても、五目並べは子どもの頃にやったことがある人がほとんどだと思います。碁石をたて・よこ・ななめに5つ並べることを目指す2人用のゲームです。
普通の五目並べは、先手が置いた石が必ず後手と同じか1個多い状態であるため、先手が圧倒的に有利になってしまいます。そのため、競技としてのバランスを考慮し、連珠では、先手にのみ禁じ手があります。
禁じ手と言っても決して難しい内容ではなく、何回かやればすぐに覚えることができます。
連珠の基本ルールは、こちらのサイトをご参照ください(外部リンク)
公式ルールはもう少し複雑ですが、高齢者施設でレクリエーションとして楽しむ分には、上のサイトの基本ルールを覚えておけば十分です。
人気の理由
連珠は、健康型・住宅型老人ホームのクラブ活動で必ずと言っていいほど行われている人気のゲームです。
人気の理由は、以下の通りです。
- 初心者でもルールを覚えやすい
- 経験者が比較的少ないため、実力の差が出にくい
- 手先の感覚を鍛えるのにも向いている
知的なゲームと言えば囲碁や将棋を思い浮かべますが、初心者と経験者のレベルの差が出やすく、お互いにレベルの近い人同士でないと楽しめないのが難点で、興味があっても始めることに躊躇しがちです。連珠だとハードルが下がるのが人気の理由のようです。
デイサービスで大人気の七並べ

七並べの内容紹介
七並べをやったことがない人はほとんどいないのではないでしょうか。数字の7を中心として、同じマークで続く数字を並べていくゲームです。
ルールについては、こちらのサイト(card-asobi.com)に詳しく書いてありましたので、ご覧下さい(外部リンク)
七並べが人気の理由
七並べはデイサービスで人気のゲームです。私はこれまで数多くのデイサービスで大道芸を披露してきましたが、大道芸が終わった後にレクリエーションでトランプをやっているのを見かけたときは、ほぼ毎回七並べでした。
七並べが人気の理由は、以下の通りです。
- 大人数のレクリエーションとして取り組める
- ルールになじみがある
- 誰でも勝てる可能性がある
- やってみると意外と奥深い
七並べは5人以上で遊べるので、集団レクリエーションの素材として適しています。ルールをすぐに覚えることができ、運要素も強いため、誰にでも勝つチャンスがあるのも人気の理由です。意外と戦略的な要素も多く、熱中する人も多いようです。
男性も熱中するブラックジャック

ブラックジャックの内容紹介
ブラックジャックはカジノゲームとして人気のゲームですが、一部の高齢者施設や介護予防サロンでも人気があります。合計21を超えない範囲でできるかぎり21に近づけるゲームです。
ルールについては、先ほどと同じcard-asobi.comに詳しく記載されていますので、ご参照ください(外部リンク)。
ブラックジャックが人気の理由
ブラックジャックが人気の理由は、以下の通りです。
- 子どもっぽくないゲームで、特に男性からの人気が高い
- ルールも難しくない
- 計算・先読みのトレーニングになる
レクリエーションは様々な効果が期待できますが、特に男性の場合、自尊心もあり子どもっぽい内容だと敬遠することが多いようです。ブラックジャックは大人の社交ゲームのイメージが強く、レクリエーションに対する抵抗感を少なくするのに向いているゲームです。
ブラックジャックは、埼玉県和光市が介護予防サロンで実施したことで一気に注目が集まりました。定年退職後の男性の外出機会を増やすために、ブラックジャックやルーレットなどのアミューズメントカジノを取り入れ、当時大変な話題になりました。
ブラックジャックは、ポーカーチップがあるとより本格的に楽しめますよ。
※日本国内での賭博は違法ですので、お金を賭けずに健全に楽しんでくださいね。
※トランプゲームについては、こちらの記事も合わせてご覧ください。