笑いと健康のパイオニア。ノーマン・カズンズ氏の人生

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21世紀に入って笑いと健康に関する研究も急速に進み、今でこそ笑いの大切さを多くの人が実感しています。笑いと健康に関する学問的研究のパイオニア的人物が、この記事で取り上げるノーマン・カズンズ氏です。

この記事では

ノーマン・カズンズ氏の人物像

についてまとめました。

ノーマン・カズンズ氏は日本とも非常に縁の深い人です。日本との関わりについても取り上げます。

ノーマン・カズンズ氏の著作「笑いと治癒力」については、こちらの記事をご覧ください。

サタデー・レビューの編集長として名をはせたジャーナリスト

ノーマン・カズンズ氏(Wikipediaより引用)

ノーマン・カズンズ氏はアメリカ・ニュージャージー州生まれのジャーナリストです。1934年に「ニューヨーク・イブニング・ポスト」(現在の「ニューヨーク・ポスト」)に就職。1942年から1972年まで「サタデー・レビュー」の編集長を務めます。彼が編集長を務めている間に「サタデー・レビュー」の発行部数は2万部から65万部まで増加します。

核廃絶や平和運動を推進する活動家でもあり、数多くの賞を受賞しています。アメリカとソビエト連邦の非公式外交でも活躍した人物です。

笑いと健康に関する礎となった一冊である「笑いと治癒力」は、1964年にソビエト連邦を訪問した直後に発症した膠原病の闘病体験記がベースになっています。

1978年からカリフォルニア大学の教壇に

ノーマン・カズンズ氏の膠原病の体験談が1976年に学術雑誌「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディスン」に掲載されます。この雑誌に医療の専門家以外の論考が掲載されることが大変珍しく貴重なことであり、当時大きな反響を呼びます。「笑いと治癒力」は、1976年に雑誌に掲載された闘病体験と、のちにカズンズ氏自身が行った更なる考察を書籍にまとめたもので、1979年に発行されました。

1978年からはカリフォルニア大学の助教授に就任し、感情や心構えが病気の治癒にどのように影響するか研究しました。精神・神経・免疫の相互作用を探求する新しい医学へとつながっていきます。1990年に生涯を終えました。

笑いと治癒力」は、笑いと健康のパイオニアと言っても決して過言ではないのです。

広島平和記念公園に記念碑もある

ノーマン・カズンズ氏は日本の広島にもゆかりの深い人物です。1949年に取材で訪問した広島の被爆孤児の様子に強い衝撃を覚え、帰国後に「4年後のヒロシマ」というルポタージュを発行します。

1955年には原爆でケロイドが残った若い女性への義援金を募るために女性らをテレビ番組に出演させます。この番組の反響により50000ドルを超える寄付金が集まり、25名がアメリカを訪問し、ケロイドの治療を受けました。

1964年には広島市名誉市民の称号を受け、2003年にはその功績を称えた記念碑が広島平和記念公園内に建立されました。(写真は2019年に「大道芸人たっきゅうさん」が撮影したものです)。

笑いと治癒力」は、ノーマン・カズンズ氏の生きる意欲とあくなき探求心により生まれた一冊ですが、その根底にはジャーナリストとして常に真実を探求する姿勢があったに違いありません。

※ノーマン・カズンズ氏の「笑いと治癒力」のアマゾンでのリンクはこちらです。

笑いと治癒力 (岩波現代文庫―社会)

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「大道芸の笑いを小児医療や高齢者施設にも!」をモットーに活動する通称「大道芸人たっきゅうさん」です。京大卒なのに大道芸人です。「笑いと健康」に関する講演の講師として全国の老人クラブを訪問しています。 【取得資格】 健康生きがいづくりアドバイザー ・ケアストレスカウンセラー ・レクリエーション介護士2級

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