このサイトを訪問してくださった人の中には、デイサービスや有料老人ホームなどの高齢者施設のレクリエーションのネタを探している人もたくさんいらっしゃると思います。毎回レクのネタを考えるのは大変ですよね。道具がいらないレクネタをいくつか覚えておくと、準備の手間もかからず、いざというときとても便利です。
道具いらずの簡単レクネタとしておすすめしたいのが、後出しじゃんけんです。
この記事では
後出しじゃんけんの実演動画
を掲載します。
バラエティ番組などでもおなじみの後出しじゃんけんは、手指の運動にもなるので、高齢者レクリエーションの素材としておすすめです。やり方を動画とともに紹介します。
- デイサービスや有料老人ホーム、サ高住、特養などの高齢者施設の職員
- 介護予防サロン、居場所サロンの運営リーダー
の皆さんにご覧いただければと思います。
また、後出しじゃんけんは子どもにも大人気です。
- 多世代交流の行事やお祭りの企画を考える人
にもご覧いただければと思います。世代を超えて楽しんでもらえれば嬉しいです。
なお、記事の後半では、後出しじゃんけん以外のじゃんけんゲームや手遊び系レクリエーションに関する情報も少しだけ掲載していますので、レクネタ探しにご利用ください。
後出しじゃんけんのやり方
後出しじゃんけんは、レクリエーションの定番ネタとして幅広い世代に人気があります。文字通り、自分が勝つようにじゃんけんの手を後から出すゲームです。ほとんどの人が一度は遊んだことがあるのではないでしょうか。
もう少し詳しく流れを書くと、以下のようになります。
1.司会の人が先ににじゃんけんの手を出します。
2.ゲームに参加する人は、司会の人の手を見てから、自分が勝つ手を出します。
例えば、司会の人が「グー」を出したら、参加者は「パー」を出せば成功です。「パー」以外を出してしまったら失敗になります。
とてもシンプルなゲームですが、早いテンポで何回もやっているうちに、だんだん頭がこんがらがってきて、最後まで成功し続けるのは結構難しいです。盛り上がるレクリエーションとして人気があります。
そして、後出しじゃんけんの一番いいところは、ルールを自由にアレンジできるところです。色んなルールに変えながら挑戦すると、飽きることなく長い時間楽しめます。たとえば、「後出しで勝つ」ルールの代わりに
- 後出しで必ず負けなければいけない
- 左手は勝つ手を出して、右手は負ける手を出す
といったルールに変更することができます。
参加者の様子を見ながら難易度を挑戦して、様々なルールで楽しんでください。
なお、実演動画では、「後出しで勝つ」ルールと、「後出しで負ける」ルールの2種類を収録しました。
狭い部屋でも広い会場でも盛り上がる!

後出しじゃんけんをレクネタとしておすすめしたいのには、理由があります。
後出しじゃんけんは、狭い部屋でも広い会場でも、場所を選ばずに盛り上がります。
あまり広くない小規模な施設のレクリエーションはもちろんのこと、ホールや野外の会場を使った行事やお祭りでやっても盛り上がります。やり方を覚えておくだけで、様々な場面で活用できますよ。
広い会場で実施する場合は、遠くの人が見にくいかもしれません。その場合には、大きなフリップやプラカードを手作りするのがおすすめです。
見た目もきれいなフリップやプラカードを作るには、無料イラストを活用すると便利です。イラストACなど、複数のサイトでイラストを無料ダウンロードできます。私もイラストACを活用しています(ちなみに私は有料会員です)。
※イラストAC(外部サイトへのリンク・無料で使えますが、会員登録が必要です)
手指を動かして、脳活しよう!
後出しじゃんけんをシニア世代におすすめしたいのは、もう一つ理由があります。
手指を動かすのは、ちょっとした脳トレの効果も期待できる
のです。後出しじゃんけんに限らず、手遊び系のレクリエーション全般に当てはまります。
「脳イキイキ!手あそび指あそび」(主婦の友社)という書籍を出している小山混さんによると、手遊びには以下のような効果があります。
手あそび指あそびは、楽しいレクリエーションというだけでなく、手と指をしっかり動かし、脳に刺激を与える能トレーニングとしての側面もあります。(中略)
年をとるとだんだん動くのがおっくうになり、手指をあまり動かさなくなりがちです。そのため、手指と連携している脳の働きも衰えていきます。これを防ぐためにも、手あそび指あそびで手指を動かし、脳に刺激を与えることが大切なのです。
小山混『脳イキイキ!手あそび指あそび』主婦の友社 p.2 より引用
シニア世代の皆さんの中には、子どもっぽいことをさせられるのが嫌い!という人もいるかもしれません。そのような人がいる場合には、手指を動かすとちょっとした脳トレの効果が期待できることを予め伝えてみましょう。脳トレ・脳活なら興味のある人が多いです。
じゃんけん&手遊び系の他のレク
じゃんけんに限らず、手指の運動にもなる手遊び系のレクリエーションは他にもたくさんあります。手遊び系のレクネタをたくさん知りたい場合には、上で紹介した小山混さんの「脳イキイキ!手あそび指あそび」(主婦の友社)がとてもおすすめです。有村さんはイラストレーターなので、わかりやすいイラストとともに豊富なバリエーションが収録されています。この本の内容を紹介したレビュー記事も掲載していますので、合わせてご覧ください。
※「脳イキイキ!手あそび指あそび」のAmazonでのリンクはこちらです(写真をクリックすると詳細ページに移動します)
また、このサイト以外の他のウェブサイトにも、じゃんけんや手遊びをコンセプトとしたレクネタが多数掲載しています。これは面白い!と思ったものを、ピンタレスト(※)のボードにまとめましたので、レクネタ探しにご利用ください。
※ピンタレストとは?
ピンタレスト(Pinterest)は、「ピン」と呼ばれる画像を共有するSNSサイトです。ウェブサイトや動画のリンクが掲載されていることが多く、興味のある情報を探すのに便利なSNSです。
そして、お手玉遊びも、手指のトレーニングとしておすすめです。お手玉はむかし遊びとして高齢者の皆さんが親しみやすいレクリエーションですが、お手玉を準備するのが大変です。以下の記事では、糸や針を使わず、100均グッズだけを用いるお手玉の作り方を解説しました。
また、このサイトの運営者「大道芸人たっきゅうさん」の著書「笑って楽しい!高齢者レクリエーション」(株式会社法研)では、お手玉を用いたレクのアイデアを多数収録しています。このサイトでも、書籍の内容の一部を補足した記事や動画を追加していく予定です。
※「笑って楽しい!高齢者レクリエーション」のAmazonでのリンクはこちらです(画像をクリックすると詳細ページに移動します)。
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大道芸人たっきゅうさんは、介護施設職員・事業者、公民館や老人福祉センター職員を対象としたレクリエーションの研修を行っております。オリジナルの介護予防体操や、脳トレ系のクイズやゲームなどを一緒に体験できます。詳しくは、以下のページをご覧ください。
https://laugh-and-health.com/workshop/