「フリーランス・リモートワーカーのためのストレスケア」シリーズです。今回は、趣味や気分転換法を2つ以上持っているといいですよ、というお話です。
趣味や気分転換法を2つ以上持つのがよい理由

仕事で発生する様々なストレスで心身をすり減らさないために、自分に合った趣味や気分転換法を持っておくことが大事です。このことに異論はないでしょう。そして、心理学的な観点からは、
趣味や気分転換法は2つ以上持っておくことがおすすめ
です。気分転換なんだし、1個で十分でしょ?と思いますよね。なぜ2つ以上なのでしょうか?それは、
引っ越し、結婚、転職、介護など、様々な理由で今までの気分転換法が使えなくなってしまった時に、別の気分転換法があると役に立つ
からです。
例えば仲の良い友達と週末に飲みに行くのが唯一の楽しみだったとします。結婚や出産などの自分自身のライフステージの変化で、週末に出かけることができなくなってしまった場合、気分転換できなくなってしまいます。自分自身に変化がなくても、仲が良い友達が転勤などで引っ越してしまうかもしれません。
そういった時に、別の気分転換法があれば、ストレスがたまる状況でも別の状況でリフレッシュできます。ですので、趣味や気分転換法が複数あった方がいいと言われているのです。
新しい趣味や気分転換法の見つけ方
とは言え、わざわざ新しい方法を考えるも大変ですよね。イキイキとした働き方について研究している島津明人先生が、趣味や気分転換法を見つける方法を提案しています。

※上の図は島津明人『ワーク・エンゲイジメント:ポジティブ・メンタルヘルスで活力ある毎日を』労働調査会 をもとに作成しました。
趣味や気分転換を、以下の2つの軸に分けて分類します。
・横軸は、(ひとりで行うか、他の人と一緒に行うか)が基準です。
・縦軸は、(活動的か、非活動的か(運動しない活動))が基準です。
上の図のように4つの領域に分けることができます。例えば、友達と飲みに行くのは右下の領域ですね。
自分がこれまで行ってきた趣味や気分転換を4つのどの領域か分類してみて、あえて今までと違う領域で楽しそうなことを探してみる
と、新しい趣味や気分転換法を見つけやすくなりますよ。
ちなみに、私の場合は、こんな感じ。

んー、ほとんどひとりで行うものばっかりですね。
友達いないのバレバレですね…
こんな風に偏ってますが、意外とフリーランス・リモートワーカーあるあるかもしれません。大道芸や講演という仕事柄、会社に勤めている人と休日の予定が全く合わないんですよね。最後は自分のボヤキになってしまいました…