仕事に疲れたら体を動かしてみる(フリーランス・リモートワーカーのためのストレスケア)

「フリーランス・リモートワーカーのためのストレスケア」では、ポジティブ心理学などの知見と、フリーランスとして15年働いてきた経験をベースに、ストレスに関連した話題を掲載しています。主に自宅でひとりで仕事をする機会の多い人にとって少しでも参考になればと思っております。

今回は、

デスクワークなどで疲れたら、軽い運動をするのがおすすめ

という内容です。

通勤がなくなると、運動時間も減りがち

通勤ラッシュは嫌だけど、移動で歩く時間は多くなる

新型コロナウイルスの影響でリモートワーク・テレワークに切り替わり、自宅で仕事をする機会が増えた人も多いと思います。満員の通勤電車に乗らなくて済むだけで、ストレスが軽くなったと感じる人も多いかもしれません。これからもテレワークが推進されていくことでしょう。

しかしながら、会社勤務から自宅勤務に切り替わることには、ひとつ盲点があります。

通勤のために歩く必要がなくなった分、体を動かす時間が減りがち…

なんですよね。東京や大阪などの大都市圏で電車・バスなどの公共交通機関を利用して通勤する人は、自宅や会社から最寄り駅・バス停まで移動するために歩いたり自転車に乗ったりする必要があります。普段意識しなくても、意外と体を動かす時間が多かったりします。自宅で仕事をすると、そういった機会が一気に減ってしまいます。だからこそ、

特にデスクワークがメインの人は、体を動かす時間を意識して作った方がいい

と言えます。今まで通勤のために使っていた時間が減った分、スポーツをしたり、市民農園で畑仕事をしたり、アクティブな活動に時間を使ってみてもいいかもしれませんね。

身体を動かすことで、集中力をリセットできる

軽い運動で、集中力をリセット

仕事で忙しくて、なかなか体を動かす時間が取れない…ということもあると思います。そんな時でも、15分~30分くらいでいいので体を動かした方がいいようです。

特におすすめなのが、

デスクワークで疲れてきたタイミングで、気分転換に少し体を動かしてみる

ことです。

軽い運動には、集中力をリセットする効果がある

からです。10万部超えのベストセラーを何冊も出している精神科医・樺沢紫苑さんの「神・時間術」には、このように書いてあります。

30分程度の有酸素運動によって、その直後から学習機能、記憶能力、モチベーションがアップします。継続的な運動習慣によって、シナプスのネットワークが増え、頭がよくなる、ということです。

運動は最強のリフレッシュであるとともに、脳のパフォーマンスを高めるための最高の脳トレといえるのです。

樺沢紫苑『脳のパフォーマンスを最大限まで引き出す神・時間術』大和書房 p.178

まあ運動さえしてれば頭がよくなると変に期待しない方がいいと思いますが(笑)、ずっと机にかじりついて仕事をしていると途中から疲れて効率が落ちてきます。一度リセットして集中しなおすために、体を動かすのは手軽にできる方法です。

会社勤務だと運動のために30分も休憩を取ることは現実的には難しいと思います。自宅での仕事だと、会社に比べると時間の使い方の自由度が増すので、疲れてきたタイミングで体を動かしてみて、効果を試してみてください。

運動の習慣化で忙しさを乗り切った私の経験談

身体を動かすことの効果は、私自身が実感しています。

この記事をご覧いただいているほとんどの方は私のことを知らないと思いますので、私の仕事を簡単に紹介します。私は長年大道芸人として活動してきましたが、ここ数年は「笑いと健康」をテーマとする講演の講師として、全国の老人クラブや市町村主催の生涯学習講座を回っています。講演は、座学と大道芸の実演の両方を含む内容です。

大道芸や講演というと、月に何回かの出番以外は暇そうなイメージがあるかもしれませんが、全然そんなことはありません。講演のための資料の準備、原稿やスライドの作成、ホームページの更新、新規開拓のためのチラシ発注など、出番の日以外には自宅でデスクワークをしています。

2017年を境に急激に仕事が増えました。仕事があるだけでありがたいことですが、デスクワークの量も増え、大道芸の練習など、体を動かす時間がほとんど取れない時期がありました。すると、首や腰の痛みが出始め段々調子が悪くなってきて、仕事の効率が明らかに下がってきました。効率が下がったせいで体の不調が余計気になる…という悪循環に陥りそうになっていました。近所のお医者さんで見てもらったら、首と肩が尋常でなく凝っているということでした。

そこで、仕事のやり方を見直すことにしました。と言っても、変えたのは2つだけです。

  • 1週間の中で体を動かす時間をまず先に確保する
  • 体を動かす時間を作るために、チラシの発送などは業者に外注する

体を動かす時間が増えていくにつれ、体の不調も軽くなり、かえって仕事効率が良くなりました。その甲斐もあって、2018年、2019年とも年間130日を超える出番を無事に終えることができ、その間に笑いと健康に関する学術論文を学会誌に掲載するといった仕事も遂行することができました。2020年は新型コロナウイルスという予想外の形で出番が減ってしまいましたが、今もデスクワークの合間に自宅で皿回しの練習などをしていて、比較的快調に過ごせています。

ちなみに、体を動かすために新しいことをやったらいいのかなと思って、ウォーキングに出かける、寺社仏閣を歩いて巡る、ハードな筋トレをするなど色々試しましたが、私の場合は、結局大道芸の練習をするのが一番リフレッシュできるという結論になりました。筋トレはいきなり回数を増やすと疲れてしまってその後仕事にならなかったです。

体を動かすと言っても、嫌いなことを無理にする必要はなく、好きで続けやすいことをするのが一番

なのではないかと思います(寺社仏閣巡りと申し訳程度の腹筋背筋スクワットは今でもたまにやっています。外出自粛期間につき寺社仏閣巡りは控えていますが、早く再開できるといいですね)。

※体を動かすのが仕事効率に役立つとはいえ、本当に調子の悪いときは、たくさん休養を取り、医療機関などで早めに相談した方がいいと思います。色々不安の続く時期ですが、どうぞ無理をなさらないでくださいね。

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「大道芸の笑いを小児医療や高齢者施設にも!」をモットーに活動する通称「大道芸人たっきゅうさん」です。京大卒なのに大道芸人です。「笑いと健康」に関する講演の講師として全国の老人クラブを訪問しています。 【取得資格】 健康生きがいづくりアドバイザー ・ケアストレスカウンセラー ・レクリエーション介護士2級

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