返報性の原理とは?よい人間関係・温かい場所づくりにつながる心理法則です【地域活動・コミュニティ活動に役立つ】

「笑いと健康・高齢者レクリエーションの情報サイトlaugh and health.com」は、シニア世代の皆さんの交流や社会参加に役立つことを願って制作しました。

人生100年時代とも言われる長寿社会です。仕事を引退した後に、地域活動やコミュニティ活動で活躍したいと願う人も多いのではないでしょうか?

地域活動・コミュニティ活動継続の秘訣は、やはり人間関係です。せっかく縁があって一緒に活動するのですから、温かい関係を築きたいですよね。そのために役立つ心理法則があります。「返報性の原理」です。

この記事では

というテーマで、この法則について詳しく解説します。

  • 地域活動・コミュニティ活動に携わる人
  • 身近な人との関係をよくしたい人
  • 新たな友人作りや仲間づくりに興味のある人

などの皆さんに、特に役立つ内容です。

◎記事を書いたのは?(著者の経歴)

この記事を執筆したのは、「大道芸人たっきゅうさん」です。全国の老人クラブや高齢者施設を訪問し、「笑いと健康」をわかりやすく解説する講演活動を行っています。

  • 健康と生きがいづくりに役立つ笑いの力(セルバ出版)
  • ゆるくつながる-笑いで広がる共感とコミュニティ(春陽堂書店)
  • 笑って楽しい!高齢者レクリエーション(法研)

の著者です。さらに詳しい経歴は、プロフィールページをご参照ください。

大道芸人たっきゅうさんプロフィール

https://laugh-and-health.com/profile/

※なお、この記事は、拙著『ゆるくつながる-笑いで広がる共感とコミュニティ』のpp.102~106をベースとして、エッセンスを要約したものです。書籍ではさらに詳しく解説していますので、ぜひ合わせてご覧ください。

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返報性の原理とは?

 返報性の原理」は、人間関係を深めるために是非とも知っておきたい心理学用語です。「へんぽうせいのげんり」と読みます。

心の性質のことです。

たとえば、いつも自分に親切にしてくれる人が困っていたら、自分もその人に親切にしてお返ししたくなりますよね。この気持ちが返報性の原理です。

そして、返報性の原理には、非常に重要なポイントがあります。それは、

ということです。

自分から行った親切な行動は、めぐりめぐって自分にも返ってきます。相手のアクションを期待する前に、まず自分からやってみる気持ちが、よい人間関係を生み出します。

返報性の原理は、さらに2つに分類することができます。

  1. 自己開示の返報性
  2. 好意の返報性

1つずつ順番に見ていきましょう。

自己開示の返報性とは?

1つ目の「自己開示の返報性」は、

のことです。

お互いに緊張して重たい空気のときに、誰かが笑顔で話し始めると一気に場が和んで話しやすくなります。他の人に心を開いてもらいたいときには、まず自分から心を開いてみると上手くいきます。

集いの場では、新しく参加する人もいます。もしかしたらとても緊張しているかもしれません。

すぐに打ち解けてもらうために、歓迎する気持ちを自分から態度で示すことが大切

です。

初めての場所で話の輪にすっと入るのは難しいものです。こちらから自己紹介と歓迎の気持ちを伝えて、話しやすい雰囲気を作ることを心がけましょう。

また、自分の失敗談を人に話すのも自己開示になります。昔の自分と同じことで悩んでいる人がいたら、自分の失敗談を打ち明けみるのもよいことです。もちろん、人に知られたくないことを無理に開示する必要はありません。

※マイベストプロ京都では、「大道芸人たっきゅうさん」が執筆したコラムもあります。こちらも合わせてご覧いただくと、自己開示の返報性の理解がさらに深まります。

参加者の心を開く極意をお笑いマジシャンに学ぶ(外部サイトへのリンク)

https://mbp-japan.com/kyoto/jugglertakyu/column/5015843/

好意の返報性とは?

2つ目の「好意の返報性」は、

です。

集いの場は、多くの人の善意の行動で成り立っています。やはり誰かの善意を期待する前にまず自分からの精神が大切です。

とは言っても、具体的に何をしたらよいか戸惑う人もいるかもしれません。

仕事を引き受けてくれる人に感謝の気持ちを伝えるところから始めてみる

のがおすすめです。

「ありがとう」と言ってもらって悪い気分になる人はいません。よいと感じたことをその場で具体的に伝えるのもモチベーションアップにつながります。

「自己開示の返報性」「好意の返報性」を活かして、一人でも多くの人が、温かい場所づくりに貢献することを願っています。

このサイトでは、街中に笑いを広げるための記事を他にも多数掲載しています。地域活動やコミュニティ活動に役立てていただけます。

◎アイスブレイクとは?

初対面の人同士だと緊張しますよね。アイスブレイクは、緊張をほぐすためのテクニックです。アイスブレイクの意義と方法について、以下の記事でまとめました。

◎心理的安全性とは?

地域活動やコミュニティ活動では、「心理的安全性」も重要です。チームワークをよくするためのキーワードです。心理的安全性について、以下の記事で解説しました。

◎「緩やかな社会参加」の意義

年齢を重ねるにつれて、責任や身体的な負担の伴う活動を減らしつつ、緩やかに社会と関わり続けることが大事です。「緩やかな社会参加」の意義について、以下の記事でまとめました。

「大道芸人たっきゅうさん」は、「笑いと健康」「生きがいづくり」をテーマとした出張講演を承っております。今回の記事で取り上げた内容を、より詳しく、わかりやすく解説します。

  • 市民活動センター
  • 社会福祉協議会
  • ボランティア連絡協議会
  • 労働組合・退職者の会
  • 老人クラブ連合会
  • 生涯学習講座

など、シニア世代の集う場所に、直接訪問します。

大道芸や脳トレ、体操の実演もあり、メリハリがきいていて飽きずに楽しめる内容です。

「お問い合わせフォーム」より、講演会の企画書をダウンロードできますので、ご利用ください。

大道芸人たっきゅうさん・お問い合わせフォーム

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「大道芸の笑いを小児医療や高齢者施設にも!」をモットーに活動する通称「大道芸人たっきゅうさん」です。京大卒なのに大道芸人です。「笑いと健康」に関する講演の講師として全国の老人クラブを訪問しています。 【テレビ・ラジオ・新聞等の実績】 ぐるっと関西おひるまえ/ちちんぷいぷい/Music Edge/京いちにち630/おやかまっさん/笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ/京都新聞/朝日新聞/毎日新聞/産経新聞/大阪日日新聞 等多数 【取得資格】 健康生きがいづくりアドバイザー ・ケアストレスカウンセラー ・レクリエーション介護士2級

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