このサイトでは、世代を越えて楽しめる遊びやレクリエーションの情報を多数掲載しています。
「昔に比べて外で遊んでいる子どもが減った」
「年の離れた子どもと一緒に遊ぶ機会があまりない」
このように感じる人も多いのではないでしょうか?世の中が変化して、子どもたちに思いっきり遊ばせて上げにくい状況になってしまいました。でも、子どもが生きる力を学ぶうえで、遊びは欠かせないものです。
かなりハードな内容ですが、子どもにとっての遊びの意義を知る有益な本があります。『遊びが学びに欠かせないわけ:自立した学び手を育てる』(ピーター・グレイ著・吉田新一郎訳・築地書館)です。
この記事では、
『遊びが学びに欠かせないわけ:自立した学び手を育てる』ブックレビュー
と題して、本の内容と魅力を紹介します。
- 幼稚園・保育園・小学校・学童保育などで子どもと触れ合う仕事をしている人
- 子育てに奮闘中の保護者
- 遊びの意義について深く知りたい人
などの皆さんに、特に役立つ内容です。
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◎記事を書いたのは?(サイト運営者のプロフィール)
この記事を執筆したのは、一般社団法人笑いと遊びの研究所・代表理事の田久朋寛です。文化芸術と地域福祉を融合した交流事業を展開しています。「たっきゅうさん」という通称で大道芸人としても活動しています。
さらに詳しい経歴は、「プロフィール」をご覧ください。
一般社団法人笑いと遊びの研究所代表理事(通称「大道芸人たっきゅうさん」・プロフィール)
https://laugh-and-health.com/profile/
発達心理学の第一人者が遊びの意義を解説

『遊びが学びに欠かせないわけ』の著者であるピーター・グレイ氏は、アメリカを代表する発達心理学者です。狩猟民族から農耕民族へと変化する人類の歴史にまでさかのぼりながら、子どもにとっての遊びの意義を考察していきます。
本書では、
子どもが持つ遊びや探求への欲求こそが教育を可能にする
という視点に立って、遊びの意義や学校教育の課題を掘り下げていきます。
内容はとても専門的で、難解な部分もありますが、心理学や文化人類学の観点から遊びの意義を知りたい人におすすめの書籍です。
本書の構成は以下の通りです。
- プロローグ
- 第1章 子ども時代の過ごし方の大きな変化
- 第2章 狩猟採集民の子どもたちは遊びでいっぱいだった
- 第3章 学校教育の歴史-誰の必要から、いまのような学校はできたのか?
- 第4章 強制された教育制度の7つの罪
- 第5章 母なる大地は現代においても有効である-管理された学びと遊びから自由を取り戻した学校
- 第6章 好奇心、遊び心、社会性-インドで見る子どもたちの自己教育力
- 第7章 遊びのパワー-心理学が解き明かす、学び、問題解決、創造性
- 第8章 社会的・感情的な発達に果たす遊びの役割
- 第9章 なぜ異年齢の混合が子どもの自己教育力を飛躍的に伸ばすのか
- 第10章 「最悪の母親」と信頼にあふれた子育て
第3章~第5章は、アメリカにおける学校教育の課題がトピックです。第6章~第9章にかけて、遊びの意義を考察します。第10章は現代社会への提言を含む内容です。
子どもは遊びを通じて生きる力を学ぶ

この本のハイライトは、第7章~第9章です。
- 遊びの持つパワー
- 社会的・感情的な発達における遊びの役割
- 異年齢の子ども同士で遊ぶ意義
について、深く学ぶことができます。
さて、この本は大まじめな専門書ですが、最初はこの一言から始まります。
「くたばれ」
いきなりショッキングな表現ですが、グレイ氏の子どもが言い放った言葉です。学校でことごとく問題行動を起こし、保護者である著者が呼び出された際に、子どもが校長に向かって言った言葉です。
この事件をきっかけとして、著者は従来の学校教育に疑問を抱き、子どもの遊びと探求への欲求こそが教育を可能にしていると感じるようになったそうです。
学校教育への疑問が執筆動機であるせいか、管理された学校教育=悪、子ども同士の自由な遊び=善という単純化された構成となっており、やや公平さに欠くような印象も受けました。
しかしながら、
子ども時代にしっかり遊ぶことこそが学びの土台になる
ことは、現代に生きる私たちが心に留めておきたいことです。
もちろん、筆者もただ学校教育を批判するだけではありません。第10章では、現代社会への提言も含まれています。アメリカ国内の事情を踏まえた提言ですが、今の日本にも当てはまる部分が多くあります。
今の世の中に合った形で、子どもたちが思いっきり遊ぶ環境を用意することは、私たち大人に果たされた使命だと、私は強く感じました。
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※遊びに関する学術書では、『ホモ・ルーデンス』と『遊びの人間』もおすすめです。2冊の魅力を紹介した記事もあります。
遊びと文化について真面目に考える古典的名著2選。ホイジンガ『ホモ・ルーデンス』&カイヨワ『遊びと人間』ブックレビュー
https://laugh-and-health.com/2023/09/25/20230924/
親子で楽しめる遊びやレクの記事も多数!
このサイトでは、レクリエーションのアイデアを多数掲載しています。子どもから大人気の大道芸をやさしくアレンジした遊びの記事を中心に、おすすめの内容をピックアップします。
◎色んなもので皿回しに挑戦しよう!
全国の学童保育所や児童館で、皿回しキットが置いてあります。皿回しは最初はちょっと難しいですが、応用次第で誰でも楽しめるレクリエーションに様変わりします。皿回しレクのアイデアと盛り上げるコツを記事にしました。
◎100円ショップグッズで作るお手玉
お手玉は、子どもにとっては大道芸のジャグリングでおなじみです。お年寄りにとっては、懐かしい昔遊びです。世代を越えたコミュニケーションのきっかけに最適の素材です。でも、自分で手作りすると手間がかかりますよね。この記事では、針や糸を使わずに、5分でお手玉を手作りする方法をまとめました。
◎けん玉レク2選
けん玉も、世代を越えたコミュニケーションに適しています。ただ、最初の技が難しく、挫折してしまう子どもが多いのが難点です。そこで、この記事では、技が一切できなくてもけん玉に興味を持てるレクを2つ取り上げました。
他にも記事があります。レクの素材探しにご利用ください。
スカーフがお手玉遊びの道具になるのは知っていましたか?スカーフを用いた体操レクリエーション【高齢者&児童レク】
https://laugh-and-health.com/2021/08/09/20210809/
ジャグリングにはどのような種類があるの?
https://laugh-and-health.com/2020/12/08/20201208/
高齢者サロン・老人クラブ・介護職員向けワークショップのご案内
「一般社団法人笑いと遊びの研究所」では、団体向け出張ワークショップを承っております。
- 笑いを取り入れた体操
- 大道芸をやさしくアレンジしたレクリエーション
- 脳トレ
など、すぐに実践できる内容をお伝えします。
上のボタンをクリックして、詳細をご確認ください。(※団体向けのワークショップです)
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また、一般社団法人笑いと遊びの研究所のウェブサイトでもお問い合わせを受け付けております。
一般社団法人笑いと遊びの研究所・法人ウェブサイト(※外部サイトへのリンク)
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