シニア世代の脳トレに日本の和歌や言葉遊びをおススメする3つの理由【短歌・川柳・なぞかけ・回文】

日本では古くから言葉にまつわる笑いの文化がはぐくまれてきました。生活の悲哀をユーモアたっぷりに表現したシルバー川柳サラリーマン川柳が大人気です。川柳を始めとした和歌だけでなく、なぞかけ回文などの様々な言葉遊びもあります。和歌や言葉遊びは、シニア世代が新たに始める脳トレとして非常におすすめです。

この記事では、

日本の和歌や言葉遊びをシニア世代におススメする3つの理由

を紹介します。

この記事を執筆する「大道芸人たっきゅうさん」も、趣味と実益を兼ねて毎日なぞかけを作るのを日課としています。なぞかけ作りがとてもよい頭の体操になっていることを実感しています。私自身がなぞかけ作りを習慣にしてから実感したことも交えながら説明します。

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日本の主な和歌・言葉遊び

日本の和歌や言葉遊びには様々な種類があります。

言葉遊びには、以下のようなものがあります。

  • 折り句(あいうえお作文)
  • なぞかけ
  • 回文 など

また、和歌にも様々な種類があります。

  • 短歌
  • 俳句
  • 川柳
  • 都都逸(どどいつ) など

これらの言葉遊びや和歌については、こちらの記事に詳しい内容を掲載しましたので、ぜひ合わせてご覧ください。

頭の体操・脳トレにもなる日本の言葉遊び5選(高齢者レクリエーション)

和歌や言葉遊びをおススメする3つの理由

和歌や言葉遊びは、新聞や書籍で鑑賞するだけでも十分に楽しいですが、もし興味があれば、自ら創作してみてはいかがでしょうか。適度に頭を使い、ちょっとした脳トレにもなります。

和歌や言葉遊びをおススメする理由は、以下の通りです。

1.言葉を思い出すトレーニングになる

2.想像力や連想力を鍛えることができる

3.楽しいことに自然と目が向くようになる

それぞれの理由について、もう少し詳しく解説します。

1.言葉を思い出すトレーニングになる

和歌や言葉遊びはまさに言葉の文化ですから、言葉をたくさん知っていれば創作するのが楽しくなります。

たとえば、俳句には季語があります。俳句を作るために季語を調べれば、語彙力が増えますし、教養も身につきます。

私はなぞかけ作りを通じて、様々な言葉を知ることができました。国語辞典や漢和辞典を眺めながら、和歌や言葉遊びを創作してみてはいかがでしょうか。

2.想像力や連想力を鍛えることができる

川柳などを創作するためには、言葉を知っているだけでなく、想像力や連想力が必要不可欠です。逆に、和歌や言葉遊びに触れ合うことによって、想像力や連想力を鍛えることができます。

川柳・俳句・短歌などの和歌を創作することで、想像力がはぐくまれます。素晴らしい作品を見ると、言葉から情景が鮮やかに思い浮かびますよね。多くの人の心を動かすような作品を目指して、想像力をフルに働かせてみてください。

また、なぞかけや回文などの言葉遊びでは、ひとつの言葉から、別の言葉をいくつも思い浮かべる連想力がとても大事です。言葉を連想するのは、とてもよい頭の体操になります。

3.楽しいことに自然と目が向くようになる

和歌や言葉遊びを自分で創作するようになると、日常生活の様々な出来事の中から、創作のヒントを探すようになります。すると、今まで些細で気にもとめていなかったことがとても幸せに感じたり、ちょっとしたことも楽しむゆとりが生まれてきます。

和歌や言葉遊びではありませんが、伊丹仁朗医師らが実践する生きがい療法(がんなどの患者の自助グループ)では、毎週ユーモアスピーチを行っています(※)。1週間にあった出来事を2分以内のユーモアのあるスピーチにまとめ、毎週他の人の前で話します。とにかく毎週スピーチを考えなければならないため、自然と日々の生活の楽しい部分に目が向くようになる効果があるのだそうです。

※参考文献 伊丹仁朗(1998)『生きがい療法の証明:もうひとつのガン治療』海竜社(画像をクリックするとアマゾンの詳細ページへ移動します)

生きがい療法の証明―もう一つのガン治療

せっかく和歌や言葉遊びに取り組むならば、他の人と楽しく共有できるような作品を作りたいですよね。和歌や言葉遊びの創作を通じて、頭の体操だけでなく、日々の楽しいこと探しもできるならば、一石二鳥です。

軽妙な言葉こそ、大人の教養

修学旅行の訪問先として人気のある京都の新京極商店街に、誓願寺というお寺があります。誓願寺の和尚である策伝上人が書いた「醒酔笑」は、落語のルーツとも言われています。

※醒酔笑(画像をクリックするとアマゾンの詳細ページへ移動します)

醒睡笑 全訳注 (講談社学術文庫)

醒酔笑の中では、様々な出来事に対して軽妙な狂歌(風刺や笑いを盛り込んだ短歌)を詠んで笑いを誘う話が多数収録されています。軽妙な言葉のやり取りの中から知性や教養を見出すことができます。

今も残る和歌や言葉遊びは、まさに大人の教養です。楽しみながら教養を磨きたい人に、和歌や言葉遊びをぜひおススメしたいです。

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「大道芸の笑いを小児医療や高齢者施設にも!」をモットーに活動する通称「大道芸人たっきゅうさん」です。京大卒なのに大道芸人です。「笑いと健康」に関する講演の講師として全国の老人クラブを訪問しています。 【テレビ・ラジオ・新聞等の実績】 ぐるっと関西おひるまえ/ちちんぷいぷい/Music Edge/京いちにち630/おやかまっさん/笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ/京都新聞/朝日新聞/毎日新聞/産経新聞/大阪日日新聞 等多数 【取得資格】 健康生きがいづくりアドバイザー ・ケアストレスカウンセラー ・レクリエーション介護士2級