このサイトでは、高齢者レクリエーションに関する情報を多数掲載しています。
言葉遊びは、頭の体操や脳トレにもなるため、高齢者レクリエーションの題材としてもおすすめです。
この記事では、
高齢者レクリエーションに適した日本の言葉遊び6選
と題して、日本の言葉遊びを6つ紹介します。
演芸場の大喜利のお題として有名なものを中心に取り上げましたが、落語家さんやお笑い芸人さん以外の人も気楽に挑戦してください。
また、レクリエーションの素材探しの手間を省けるように
- 言葉遊びに関連したピンタレストのボード
- 言葉遊びに関する書籍のリンク
も掲載しました。ぜひご活用ください。
※ピンタレストとは
ピンタレスト(Pinterest)は、「ピン」と呼ばれる画像を共有するSNSサイトです。ウェブサイトや動画のリンクが掲載されていることが多く、興味のある情報を探すのに便利なSNSです。
- デイサービスや有料老人ホームなどの介護施設にお勤めの方
- 住民サロン・介護予防サロンなどの運営ボランティアの方
- 音楽や体操などのボランティアで高齢者施設を訪問することの多い方
にご覧いただければと思います。
日本の言葉遊び6選
この記事で取り上げる言葉遊びは、以下の6つです。
1.折句(あいうえお作文)
2.なぞかけ(謎かけ)
3.回文
4.ベンベン
5.いろはかるた
6.川柳・短歌・どどいつ(都都逸)などの和歌
和歌は言葉遊びとは異なりますが、高齢者施設のレクリエーションでよく取り上げられますので、一緒に掲載します。
ここから先は、それぞれの言葉遊びについて説明します。
折句(あいうえお作文)

折句は、お題となる3つ~5つ程度の言葉を頭文字にして、文章をつなげていく言葉遊びです。「あいうえお作文」という呼び方の方が有名かもしれません。テレビの大喜利でよく見かけます。一度はやったことがある人も多いのではないでしょうか。(折句とあいうえお作文は厳密には別のものですが、レクの素材として楽しむ分にはあまり気にしなくてもよいでしょう)
在原業平の歌が有名です。
から衣 きつつ慣れにし 妻しあれば はるばる来ぬる 旅をしぞ思ふ
頭文字をとると「かきつはた」となり「カキツバタ」の花の名前が織り込まれています。
最近では、テレビの番組欄の最初の文字を縦に読むとメッセージになっていることがあります。これも一種の折句です。
あいうえお作文の実演の動画リンクなどを掲載したピンタレストのボードを作成しました。こちらも合わせてご覧ください。
なぞかけ
.jpg?fit=810%2C456&ssl=1)
なぞかけ(謎かけ)は、落語家さんやお笑い芸人のねづっちさんが得意な芸として知られています。
「○○とかけて、△△と解く。その心は、□□です」
という流れで、オチをつけます。最後のオチの部分は、読み方が同じで意味の異なる言葉(同音異義語)が入ります。
この記事を執筆する大道芸人たっきゅうさんは、なぞかけ作りを日課にしています。自作のなぞかけをこちらの記事にまとめましたので、合わせてご覧ください。
回文

回文は、上から読んでも下から読んでも同じになる文章です。小学校や中学校に通っていたころに一度はやってみたことがある人も多いのではないでしょうか。
たけやぶやけた(竹藪焼けた)
しんぶんし(新聞紙)
が有名です。
すんだいがいだんす(駿台ガイダンス)
という回文もあります。私は大学受験に失敗し駿台予備学校に1年お世話になったので、この回文を見つけたときにはちょっと嬉しい気持ちになりました。
他にも面白い回文はたくさんあります。回文に関する本も多数販売されていますので、レクネタの参考にご覧ください。
ベンベン

上の3つに比べると、「ベンベン」は聞いたことがない人の方が多いかもしれません。ですが、ほとんどの人はテレビの大喜利などで一度はみたことがある言葉遊びです。
「○○のようで○○でない。△△のようで△△でない。それはなにかと申したら、□□」
という流れで、最後にオチをつける言葉遊びです。かつては上方落語の大喜利として披露されることが多い言葉遊びでしたが、最近は見かけることが減りました。
べんべんについては、面白いネタを調べて、後日内容を追加します。
いろはかるた
いろはかるたは、ことわざが書かれた読み札と、ことわざの内容を絵に描いた絵札がセットになっている伝統的なかるたです。
「い」と言えば、「犬も歩けば棒に当たる」を思い浮かべる人が多いと思いますが、実は、これは江戸(東京)のいろはかるたです。大坂(大阪)、京(京都)のいろはかるたは別のことわざです。全国各地で様々なバリエーションがあります。
参考 「いろはかるた」一覧(江戸・京都・大阪 編) ※外部サイト(iso.labo)へのリンク
https://iso-labo.com/labo/iroha.html
子どもの頃にいろはかるたで遊んだことのある高齢者も多いため、高齢者レクリエーションの素材としてもいろはかるたはおすすめです。もしカルタ広げる大きなテーブルがない場合でも、
- いろはかるたに書いてあることわざを当てるホワイトボードクイズ
- いろはかるたの思い出を語り合う会
など、別の形式のレクリエーションを行うこともできます。
俳句・川柳・短歌・どどいつ(都都逸)
最後は、和歌を取り上げます。和歌は言葉遊びとは少し違いますが、多くの高齢者施設や生涯学習施設でのレクリエーションとして人気があります。
和歌には、以下のような種類があります。
- 俳句(五・七・五)
- 川柳(五・七・五)
- 短歌(五・七・五・七・七)
- どどいつ(七・七・七・五)
俳句と川柳の違いは、季語の有無です。俳句には季語を入れる決まりになっています。ただ、最近では俳句と川柳の境目があいまいになりつつあります。レクリエーションとして創作活動を行う際には、厳密なルールに捉われずに、作品を作ること自体を楽しみましょう。
どどいつ(都都逸)は、七・七・七・五調の26文字からなります。男女の機微をどどいつにすることが多いです。内海桂子師匠はどどいつの名人として有名です。最近ではツイッターでどどいつを作るドドツイと呼ばれるツイートもあるようです。
シルバー川柳やサラリーマン川柳には、面白い作品が多数あります。シルバー川柳などの作品は、レクリエーションの素材としても楽しむことができます。
- シルバー川柳の最後を当てるクイズ
- シルバー川柳のカルタ
など、自分が創作する以外の形式でのレクリエーションもあります。面白い川柳やレクリエーションのアイデアをピンタレストのボードにまとめましたので、合わせてご覧ください。
言葉遊びは頭の体操に最適
言葉遊びは子どもだけでなく、大人の頭の体操に最適です。単純なドリルや計算の脳トレが退屈に思えたときには、ぜひ言葉遊びに挑戦していただければと思います。
言葉遊びが頭の体操になる理由については、別の記事にまとめました。合わせてご覧ください。
この記事では、主に日本で伝統的に行われてきた言葉遊びを紹介してきましたが、このサイトでは、その他の言葉遊びレクリエーションも紹介していますので、そちらもぜひご覧ください。
レクリエーション情報をメルマガでもお届けします!
高齢者レクリエーションや笑いと健康に関するミニ情報を毎週火曜日にメルマガでも配信しております。ぜひご登録ください!(いつでも解除することができます)
大道芸人たっきゅうさんメールマガジン 登録はこちらから!(メールアドレスを入力してください)
高齢者施設・公民館・老人福祉センター向け研修を行っております。
大道芸人たっきゅうさんは、介護施設職員・事業者、公民館や老人福祉センター職員を対象としたレクリエーションの研修を行っております。オリジナルの介護予防体操、すぐにできる曲芸やマジック、レクの計画法などをお伝えします。お気軽にお問い合わせください。
研修企画書をダウンロードできます。
20件のコメント