「笑いと健康・高齢者レクリエーションの情報サイトlaugh and health.com」は、高齢者の社会参加や生きがいづくりに貢献することを願って制作しました。クスッと笑えるレクリエーションや脳トレの記事がメインですが、「笑いと健康」に関するまじめな記事も多数掲載中です。
笑いには様々な効果があることを、テレビや講演で聞いたことがある人も多いと思います。笑いの効果について詳しく知るには、専門家が執筆した書籍で学ぶのが一番です。
そこで、この記事では、
笑いと健康を学べる書籍3選
と題して、特におすすめの書籍を3冊ピックアップして紹介します。
- 笑いと健康に関心のあるシニア世代
- 高齢者と触れ合う機会の多い保健師・介護士・市役所職員
- 卒業論文で笑いを研究する大学生
などの皆さんに、特に役立つ内容です。
◎記事を書いたのは?(著者の経歴)
この記事を執筆したのは、「大道芸人たっきゅうさん」です。全国の老人クラブ・公民館・介護施設を訪問し、「笑いと健康」の講演を行っています。
- 健康と生きがいづくりに役立つ笑いの力(セルバ出版)
- ゆるくつながる-笑いで広がる共感とコミュニティ(春陽堂書店)
- 笑って楽しい!高齢者レクリエーション(法研)
上記3冊の著者です。講演や本の執筆のために数多くの書籍を読みましたが、その中で特におすすめしたいものを厳選してピックアップしました。
※「笑いと健康」講演会のご依頼も承っております。詳細については以下のサイトをご覧ください。
笑いと健康講演会・たっきゅさんのユーモアセラピー(外部サイトへのリンク)
https://www.humor-therapy.com/
笑いと健康:おすすめ書籍3選
この記事で取り上げるおすすめの書籍は、以下の3冊です。
1.伊藤一輔著「よく笑う人はなぜ健康なのか」日本経済新聞出版社 2009年
2.昇幹夫著「最新版笑いは心と脳の処方せん」二見レインボー文庫 2015年
3.マーティン著「ユーモア心理学ハンドブック」北大路書房 2011年
1.「よく笑う人はなぜ健康なのか」と2.「最新版笑いは心と脳の処方箋」は、医師が執筆した本です。3.「ユーモア心理学ハンドブック」の著者マーティン氏は、笑いの心理学研究の世界的権威です。
※この3冊以外に、ノーマン・カズンズの「笑いと治癒力」もおすすめです。この分野のパイオニア的な名作で、レジェンド級の書籍(※「大道芸人たっきゅうさん」はそう思ってます)なので、別の記事で取り上げることにしました。
笑いと健康の礎を築いた一冊。ノーマンカズンズ「笑いと治癒力」ブックレビュー
https://laugh-and-health.com/2020/07/17/20200717/
「よく笑う人はなぜ健康なのか」は、笑いの効用を体系的に知ることのできる一冊

最初に取り上げるのは、伊藤一輔氏の「よく笑う人はなぜ健康なのか」です。伊藤氏は、循環器内科を専門とする医師で、日本笑い学会北海道支部を長年支えてきたことでも知られています。
- ストレスとは何か
- 笑いにはどのような種類があるのか
- 笑いにはどのような効果があるのか
といった内容をコンパクトにまとめています。この本は、構成が体系的であることが特徴で、医学に詳しくなくても、第1章から順に読んでいけば笑いの効果についてすっきりと理解できます。笑いと健康について最初に読む一冊としておすすめです。
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「最新版笑いは心と脳の処方せん」は、軽妙な文章が特徴の読みやすい一冊

続いて紹介するのは、昇幹夫氏の「最新版笑いは心と脳の処方せん」です。昇氏は日本笑い学会副会長として有名で、多数の講演実績もお持ちです。
本書は4つの章に別れており、エッセイのような軽妙なテイストで書かれています。私も日本笑い学会の研究大会で何回か昇氏を拝見していますが、大阪の人だけあってお話が面白いです。この本は面白い話術がそのまま本になったような雰囲気です。
笑いには免疫を活性化する効果があるという話を、どこかで聞いたことがある人も多いと思います。昇氏は、効果を実証した論文の共著者の一人です。大阪で実証実験を行いました。「最新版笑いは心と脳の処方せん」では、その実験についても詳しい記載があります。
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内容はハードだけど学術研究には必読の「ユーモア心理学ハンドブック」

最後に紹介するのは、マーチン氏の「ユーモア心理学ハンドブック」です。
こちらは先ほどの2冊とは違い、研究者向けの専門書です。
- ユーモアと精神的健康
- ユーモアと身体的健康
- 心理療法、教育、職場でのユーモアの活用
といった内容だけでなく
- 笑いの理論
- ユーモアの心理生物学
- ユーモアの社会心理学
といった、ユーモア・笑いに関するあらゆる研究を網羅しています。全部読むのは超がつくほどハードですが、大学の卒業論文など、本格的な研究に取り組む際には、必読の一冊です。
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※雨宮俊彦氏の「笑いとユーモアの心理学:何が可笑しいの?」(ミネルヴァ書房)も、非常におすすめです。卒業論文を執筆する際には、まず「ユーモア心理学ハンドブック」と「笑いとユーモアの心理学:何が可笑しいの?」を一通り熟読したうえで、論文検索サイトで最新の論文を調べるとよいでしょう。
笑いの効果や増やし方を知る記事が他にも多数あります。
このサイトでは、「笑いと健康」をテーマとした記事を他にも多数掲載中です。
◎笑いの持つ3つの効果
「大道芸人たっきゅうさん」が、講演会で全国の高齢者にお話ししている内容を抜粋しました。この記事で取り上げた3冊の書籍にも書かれている専門的な内容を、わかりやすく整理してまとめました。
◎日常生活で笑いを増やす3つの方法
笑いを増やすために誰でもできる方法が3つあります。明日からすぐに実践できる方法です。
◎「笑いと治癒力」ブックレビュー
「笑いと治癒力」は、アメリカの有名ジャーナリストであるノーマン・カズンズ氏の闘病記です。この本がきっかけとなり、「笑いと健康」の研究が大きく進みました。
◎「健康と生きがいづくりに役立つ笑いの力」書籍紹介
この本は、「大道芸人たっきゅうさん」が執筆した書籍です。高齢者に人気のレクリエーションやアクティビティを幅広く取り上げました。笑いの効果や、社会参加の意義に関する解説ページも充実しています。
他にも記事が多数あります。「記事一覧」にリンクを掲載しております。
笑いの効果や増やし方に関するちょっと真面目な記事一覧
https://laugh-and-health.com/2020/07/21/20200721/
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