日本には様々な言葉遊びがあります。言葉遊びは脳の活性化にもつながるため、高齢者レクリエーションの題材にも適しています。
なぞかけ(謎かけ)も日本の伝統的な言葉遊びのひとつですが、難しくてハードルが高いイメージがあるかもしれません。
そこで、この記事では、より多くのシニア世代の皆さんになぞかけに気軽に親しんでもらえるように、
なぞかけを題材にしたホワイトボードクイズの作り方
を記事にしました。
- 準備に手間がかからない
- 大人数でも楽しめる
- (ネットや本で調べれば)問題を何問でも作れる
ため、デイサービスや有料老人ホームなどの高齢者施設や介護予防サロンの集団レクリエーションにおすすめです。
なお、この記事の最後に、「大道芸人たっきゅうさん」の創作なぞかけ集のリンクも掲載しております。なぞかけクイズの問題としてご利用ください。
なぞかけとは?

なぞかけクイズの説明に行く前に、なぞかけとはどのような言葉遊びか簡単におさらいしておきます。なぞかけは、落語家さんやお笑い芸人のねづっちさんが得意とする芸です。
まず、お題が出されます。
「○○とかけて、△△と解く」
といった感じです。
そしてその後に、
「その心は、□□です」
とオチをつけます。
□□の部分には、同じ韻を踏む言葉(同音異義語)が入ります。
例えば、
◎初日の出とかけて、名俳優と解く
→その心は、どちらもえんぎ(縁起・演技)がいいでしょう。
といった感じで、同音異義語がオチになります。
ホワイトボードクイズでは、オチの同音異義語を当てるクイズに挑戦します。
ここからは、上のなぞかけを例に、ホワイトボードを用いたクイズの出題の仕方を説明します。
ホワイトボードなぞかけクイズの出題の流れ
先ほどの「初日の出とかけて、名俳優と解く。その心は、どちらもえんぎ(縁起、演技)がいいでしょう。」というなぞかけを素材にして、実際にホワイトボードを用いてクイズを出題する流れを説明します。
まず、流れをざっと書くと、以下のような感じです。
1.問題をホワイトボードに書く
2.答えの同音異義語の部分を🔲(虫食い)にして、それ以外の言葉を書く
3.答えを連想しやすい言葉をヒントとして書く
これだけではわかりにくいと思いますので、ホワイトボードのイラストを使ってさらに説明します。
1.問題をホワイトボードに書く

まず、問題をホワイトボードに書きます。この段階で答えがわかる人もいるかもしれませんが、他の人も楽しめるように、まだ答えを言わないようにお願いしておきます。
2.答えの同音異義語の部分を🔲(虫食い)にして、それ以外の言葉を書く

最初のヒントとして、同音異義語以外の部分を書きます。同音異義語を当てるのがクイズの一番の楽しみな部分ですので、同音異義語は虫食い状態にしておきます。
3.答えを連想しやすい言葉をヒントとして書く

2.の段階で正解が出ない場合もあります。その時には、ホワイトボードにヒントを書きます。正解の言葉を連想しやすい言葉を書くのがポイントです。この記事のお題で言えば
- おめでたい
- 神々しい
- お芝居
など、えんぎ(縁起、演技)という言葉に近い言葉をヒントとしてホワイトボードに書きます。参加者の様子を見ながら、少しずつゆっくりとヒントの言葉を追加します。
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